僕は大学卒業後に5年間のサラリーマン経験があります。
以前に勤めていた会社は毎年、売上2兆円を超える一流企業でした。
一流企業に勤めていて羨ましい。という人もいましたが、「ある想い」から退職することにしました。
今回の記事は会社を船に置き換えて、僕の持つ「ある想い」を伝えようと思います。
「会社は船である。」
記事タイトルにあるように、会社に入社して2年目のときに感じた感想でした。
船と会社の対比
それでは船と会社の対比を見てみましょう。
はじめに、タイトルにもあったように「船」=「会社」になります。
船は海、湖、川などの水上を移動する乗り物で、人や物を運ぶ目的地まで運ぶ役割があります。
対して、会社は時代の波に合わせて、会社の企業理念(問題解決、人助けを目的とした物の製造、サービス等)に沿って社会貢献する役割があります。
船で最も影響力のある人は「船長」、会社で最も影響力のある人は「社長」になります。
「船長」は船の目的地(進行方向)を決定し、「社長」が会社の事業方針を決定します。
船で次に影響力を持つ人は「操舵手」、会社で次に影響力を持つ人は「管理職」になります。
「操舵手」は船長が決めた船の目的地の内容から、舵・船員をどう操作するかを管理します。
「管理職」は社長が決めた事業方針の内容から、平社員をどう動かすかを管理します。
最後に船のなかで大半を占めるのは「船員」、会社のなかで大半を占めるのは「平社員」になります。
「船員」は船の目的地へ到着させるための具体的な推進力を生みます。
「平社員」は会社の事業方針に沿って具体的な利益を生みます。
船の燃料=企業資金であり、船の推進力=利益となります。
船では使用した燃料以上に推進力を生むことを維持しないと、燃料を多く消費してしまい赤字となり、これが続くと沈没してしまいます。
会社では使用した資金以上に利益を上げることを維持しないと、資金を多く消費してしまい赤字となり、これが続くと倒産してしまいます。
できるだけ、船と会社を対比して書いてみました。
船(会社)選択で大切なこと
会社に入ると間違いなく平社員からのスタートになります。
船(会社)の大小はありますが、次のことは共通のことになります。
先ほど説明したように、平社員の役割は会社の事業方針に沿って具体的な利益を生むことであり、自分で進行方向を決めることができません。
もちろん、与えられた仕事の限られた範囲で自分の進みたい方向に操作することはできますが、会社の進行方向に比べたら微々たるものです。
ここで大切なことは、会社の進行方向が自分の将来行きたい方向であるかどうかです。
自分はAに行きたいのに会社が真逆のBに向かっている場合、大きなストレスが生まれます。
就職活動はこの自分と会社の方向性の合致性を見つける活動になります。
就職活動前のみなさんに次のことを伝えたいです。
①自分の進みたい方向がはっきりわかっていないといけない。
②決して船(会社)の大きさ、安定性で乗る船(会社)を決めてはいけない。
「大舟に乗る。」という言葉があります。
大舟に乗る。
頼りになるものを見つけて安心した状態で心配事がないこと
ある社会人は大企業に就職して、大舟に乗ったつもりかもしれませんが、現代は大企業に就職すれば安心という時代ではありません。
近年は情報化社会で時代(波)の流れがとても早くなっており、大舟であればあるほど進行方向を変えるのが難しいように、大企業の事業方針を変えるのも難しくなります。
つまり、現代では大企業に就職することはメリットばかりではないということです。
いかがだったでしょうか?現代で最も強い人は、①時代の波を見極める力を持っていること、②波に合わせて稼ぐ力を持っていること。だと思う。
fin
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