「毎日、成長していますか?」
この質問に毎日、「YES!」と答えられる人は少ないと思います。
しかし、毎日「NO!」だと気が参ってしまいます。
今回の記事は、自分自身の成長を妨げている要素は「見えない壁」かもしれないという内容です。
「ノミの曲芸」から学ぶ見えない壁
あなたは「ノミの曲芸」という話を聞いたことがありますか?
ノミは本来、自分のからだの約100倍も跳躍することができます。そして、その跳躍力を活かして、動物のからだへ飛び移っています。
3mmの大きさのノミだったら、30cmも飛ぶことができるのです。
これだけ跳躍力のあるノミですが、簡単な方法でノミの跳躍力を奪うことができます。
その簡単な方法とは、「ノミに透明のコップを被せること」です。
なぜ、透明のコップを被せることで、ノミの跳躍力を奪うことができるのでしょうか?
コップ内のノミはコップの存在を意識せず普段と同じように飛び上がります。
飛び上がるたびに、「イテッ、イテッ」とコップに頭を打ちつけます。これを何十回、何百回と続けるうちに、ノミは無意識に自分は跳べないと思い込んでしまいます。
自分で自分にブレーキをかけ、頭を打ちつけない範囲でしか行動しなくなるのです。
そして、ここまでくればコップは外して大丈夫です。
物理的な壁はないにもかかわらず、ノミは跳ばなくなっています。
人も同じで何十回、何百回と失敗し続けると、無意識に自分の限界を設定し、それに気づいていません。
人は親や教師、マスコミ、社会情勢、時代に影響を受けて何かにチャレンジしながら成長しています。
しかし大きな野望を持った人も、現実の壁に何度も押し返されるとチャレンジしなくなるのです。「今のままでいっか」って。
子供の将来の夢って、大人が聞くと馬鹿げていたり、ありえないことだったりします。年齢を重ねるうちに現実的な将来の夢になっていきますよね。
僕はあえて自分の夢を大きく持って、一見ありえないことを掲げています。
そんなの生きている間にできっこないと思っている人がいるなら、その時点で自分の限界を決めてしまっています。
見えない壁は社会の一種の洗脳だと思っています。
社会は支配者と従属者に分かれます。そして、自分は従属者であると感じている人のほうが圧倒的に多いはずです。
「出る杭は打たれる」じゃないですが、組織の中で自分だけ周囲を違う行動をすれば叩かれます。
社会には圧倒的に多数の従属者が必要だから、無意識にそういう社会を作ろうとしています。
壁を突破する唯一の方法
この見えない壁を突破する唯一の方法があります。
それは、「一度飛べなくなったノミの隣に高く飛べるノミを飛ばせること」です。
そうすれば、飛べなくなっていたノミは再び高く飛べるようになるのです。
近年は情報社会でインターネットを通じて、たくさんの情報を得ることができます。
「高く飛べるノミ」を探すことが容易なのです。
・世界一周したいと思っているけど壁を作っているなら、世界一周している人のブログを毎日読んでみる。
・お金持ちになりたいと思っているけど壁を作っているなら、実際にお金持ちの人のセミナーに参加してみる。
など。
多くの情報に触れて、様々な方向に可能性があることを知っておくことが重要です。
0%と1%は大きな違いがあるのです。
現実に「高く飛べるノミ」がいることを知ると、自分もできる気がしてきます。
「現実を見ろ」とよく周囲から言われるけど、自分は理想を追い求めていく。
fin
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