お金持ちになるための少数派思考

 

「お金持ちになりたい」

 

誰しもが心の深くでは抱いている気持ちでしょう。

最近になって、お金持ちになるために必要なひとつの要素がわかってきたので記事にしようと思います。

 

お金持ちは少数派のことを選択する

 

お金持ちはどこかで他人と違うことをしているのでお金持ちになっています。どこかで少数派のことを選択しています。

ロバート・フロストという詩人の「歩むもののない道」という好きな詩があるので紹介します。

黄色い森の中で道が二つに分かれていた

残念だが両方の道を進むわけにはいかない

一人で旅する私は、長い間そこにたたずみ

私は一方の道を眺めていた

その先は曲がっており、草むらに中に消えている

それから、もう一方の道を歩み始めた

一見同じようだがこちらの方が良さそうだ

なぜならこちらは草に覆われ踏み均されていない道で

誰かが通るのを待っていたからだ

本当は二つの道は同じようなものだったけれど

枯葉の上には足跡一つ見えなかった

あっちの道はまたの機会にしよう

でも、道が先へ先へとつながることを知る私は

再び同じ道に戻ってくることはないだろうと知っていた

 

今、深い溜め息とともに これだけは言える

ずっとずっと昔、森の奥深くで道が二つに分かれていた

そして私は、そして私は、足跡の少ない方を選んだ

その決心が、その後どれだけ大きく私の人生を変えたことか

 

(ロバート・フロスト, 1916)

 

以前の記事にもあるように人生は選択の連続です。そのたくさんの選択の中で足跡の少ない少数派のことを選択することで、後に自分にとって大きな影響を与えることを詠っています。大きな成果を得ようとするならば、少数派のことを選択しなければならないのです。

改めて考えてみると、大多数の人と同じことをすれば、大多数の人と同じ結果になることは当たり前ですよね。職場内のあなたの周りにいる10人の平均年収があなたの平均年収であると聞いたことがあると思います。「他人と同じことをして、お金持ちになりたい」など虫のいい話なのです。

人生は分岐点ばかり。今の自分は自分の責任。

 

大衆の常識が真実であると信じ込まない

 

これだけインターネットが発達した情報化社会の中で、メディアを通じた報道によって大衆の常識を書き換えられているような気がします。テレビやインターネットを通じた事実の報道は間違いないと思いますが、「痩せるには○○○がいい」とか「血圧を下げるには×××が効果的」とか「実は有名人の△△△はこんな性格」とか、多くの情報が発信されすぎて何が正しくて何が間違っているか、よくわからない時代になっています。こういった情報を鵜呑みせず、いつでも必要なものだけ取り出すフィルタが必要です。

このフィルタがなければ、自分という存在が情報でできた意志のない伝達者になってしまします。

この記事も信じていいものか、あなたの今後の思考に反映していいものか疑うことが重要です。

 

お金持ちは他人に揺るがされない意志の強さを持っています。

情報はしっかり収集しつつ、自分に必要なものだけ、信じていい裏付けを持って、情報を扱っています。

そして、大多数の意見が間違っていることもあるということを認識しています。

 

最も有名な例は、地動説を唱えたガリレオ・ガリレイですよね。彼はイタリアの天文学者、物理学者、哲学者として有名で天文学の父と呼ばれています。地動説というのは宇宙の中心は太陽として地球や火星、他の惑星などは太陽の周りを自転しながら公転しているという学説のことです。もう一つの説には宇宙の中心は地球であるという天動説もあり、このふたつは対義する学説としてぶつかり合っていました。

当時は地動説ではなく天動説が信じられており、それでもなお地動説を唱え続ける彼は裁判にかけられ、有罪判決を受けたことが有名です。

現代では地動説が一般的になり、ガリレオの例で言えば、ひとりだけが正しくて、その他の大多数の人が間違った認識をしていたのです。

 

少数派であることを恐れない

 

ガリレオ・ガリレイは常に少数派であることを恐れず、圧倒的少数派の意見を自分の信念を持って貫き通したことで素晴らしい業績を残すことができたのです。

彼ほどの成果は到底、達成できないでしょうが、自分が正しいと思ったことは少数派の意見や立場だったとしても貫ける意志の強さを身につけたいですね。

 

お金持ちも自分の意志・信念を基盤として少数派であることを恐れていません。

 

もちろん、どんなときも少数派の立場になれというわけではありません。大多数の人が「人を殺してはいけない」と思っている中で、当たり前ですが「人を殺すべき」ということではありません。

しかし、ビジネスの観点で言えば、少数派の立場を恐れないことが大切です。少数派の立場が他社との差別化に繋がり、ビジネスチャンスを生むのです。

 

自分が世の中に貢献できると感じたことがあれば、やり方次第で間違いなくビジネスになります。しかし、大きく稼ぎお金持ちになりたければ、少数派の立場のビジネスでなければならないでしょう。

マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツもこんなことを言っています。

自分が出したアイデアを、少なくとも一回は人に笑われるようでなければ、独創的な発想をしているとは言えない。

ビル・ゲイツ

多くの人が持っている常識の範囲内でビジネスを実践しても、価格競争の中に身を置くだけで大きく稼ぐことはできません。ビル・ゲイツも提言する、独創的な発想が必要になるのです。

独創的な発想を生むには少数派であることを恐れないことが大切です。

 

大多数の人が選択しないことを実践することで、大きな学び・成長があり、そこで成果を上げれば大金を得ることができます。

大多数の人が会社員を選択する世の中で、少数派の起業を選択するからこそお金持ちになる可能性があるです。

もちろん起業してからも、少数派のビジネスをしなければ長期成功の可能性は低く、ビジネス用語で言うところの差別化を意識的に行う必要があります。

大多数の人が選択する道を選ぶということは、大多数の人と同じような人生を歩む選択をするということです。

 

したがって、会社員の時点で大きくは稼げない選択をしています。

 

お金持ちでないし、実績のない会社員がお金持ちになる要素を語っても信じてくれないでしょうが、お金持ちになる要素はきっとこういうことなのだろう。どんなときも大多数のことが正しいと思わず、自分が正しいと思えば少数派でも実行できる人になりたい

 

 fin

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

ピックアップ記事

  1. 4月30日まで会社員。。。5月1日から無職。。。…
  2. https://youtu.be/r0uMxE6UFmA…
  3. 「あれも欲しい。これも欲しい。もっと欲しい。もっともっと欲しい。」知る人…
  4. まず初めに「スナフキン」をご存知でしょうか?そう!「ムーミンのスナフキン…
  5. 産業の米についてみなさんは「産業の米」という言葉をご存じでし…

カテゴリー

PAGE TOP